石垣島を訪れたなら、「海と島々を一望できる場所に行ってみたい」と思う方も多いでしょう。実は、石垣市街地から車で10分ほどの場所にあるバンナ公園の展望台からは、天気の良い日には平離島(へいはなりじま)をはじめ、八重山諸島の小さな島々まで見渡せる絶景が広がっています。この記事では、「平離島展望」が楽しめるバンナ公園の展望台を中心に、見える島々、ベストな時間帯、撮影のコツなどを詳しくご紹介します。
平離島とはどんな島?展望前に知っておきたい基礎知識
平離島(へいはなりじま)とは?
- 石垣島の北西沖に浮かぶ無人島のひとつ
- 周囲約2kmの小さな島で、ビーチと緑に覆われている
- 船で上陸するツアーなどはほとんどないため、展望向けの島といえる
- 海の透明度が高く、青と白のコントラストが際立つ
石垣島の北〜北西方向にあるため、晴天時の展望には北向きの展望台が最適です。
バンナ公園で平離島展望ができる主なスポット
A.バンナスカイライン展望台(南口)
- 場所:Aゾーン(南口)から車で約3分、駐車場あり
- 見える島々:平離島、竹富島、小浜島、黒島など
- 特徴:パノラマ形式の石垣島ビュー+外洋方向の視界が広がる
- おすすめ時間:午前中~昼前(逆光にならず、青い海と島の色が鮮明)
ここの展望台は高低差があり、石垣市街から港・海までを見渡せるため、初心者にも人気のスポットです。平離島はやや遠くに見える小島ながら、水平線に浮かぶ姿が神秘的です。
B.北口展望台(Eゾーン)
- 場所:Eゾーン入口近く、車でのアクセス推奨
- 見える島々:平離島、伊原間湾、野底マーペー方向の稜線
- 特徴:観光客が少なく、静かに眺めを楽しめる
- おすすめ時間:夕方~日没前(夕日と島影のシルエットが美しい)
こちらは地元の人でも訪れることが少ない穴場スポット。天気が安定している日には、空と海が溶け合うような絶景が楽しめます。
C.渡り鳥観察展望デッキ
- 場所:Eゾーン内、自然観察の森を抜けた先
- 見える島々:平離島、小さな無名の小島など
- 特徴:木々の間から島々を遠望する形、バードウォッチングも兼ねられる
- おすすめ時間:早朝(渡り鳥の活動が活発、光の角度が良い)
この展望ポイントは双眼鏡があるとさらに楽しめます。島だけでなく、海上の漁船や鳥の群れも見られる自然派にぴったりの場所です。
展望をより楽しむためのポイント
【1】双眼鏡や望遠レンズを持参しよう
平離島は小さく、肉眼ではシルエットしか見えない場合もあります。双眼鏡やカメラの望遠レンズがあると、波や島の植生まで観察できます。
【2】快晴の日を狙うのがベスト
雲が厚い日や湿気が高い日には水平線がかすみ、島が見えにくくなります。空気が澄んでいる晴天の日が展望のチャンス。
【3】午前と午後で見え方が違う
光の向きにより、海の色や島の影が変わります。午前中は明るくクリア、午後は陰影が美しくなり、夕方はシルエットが幻想的に。
撮影派におすすめの構図・時間帯
- スマホ派:バンナスカイライン展望台が◎。柵越しに水平線を入れた構図がおすすめ。
- 一眼レフ派:北口展望台またはデッキからの遠景+空のグラデーション狙いがベスト。
- 夕景狙い:北西方向の平離島は夕陽との相性抜群。雲が少ない日の16:30〜18:00が撮影チャンス。
※水平線が曲がらないよう、三脚やグリッド線を活用すると映える写真に仕上がります。
バンナ公園までのアクセスと所要時間
- 所在地:沖縄県石垣市字石垣961-15
- 市街地からの距離:車で約10分(南口)/約15分(北口)
- 石垣空港から:車で約20分
- 駐車場:各展望台そばに無料駐車場あり
- 営業時間:公園自体は24時間開放/展望台もいつでも利用可能
まとめ|バンナ公園から望む平離島は“知る人ぞ知る絶景”
バンナ公園は石垣島観光の定番スポットですが、展望台から見える平離島の存在を知っている人は意外と少ないかもしれません。南口の王道パノラマ、北口の静かな視点場、渡り鳥観察を兼ねた自然デッキ――それぞれが違った風景を見せてくれます。晴れた日に、ぜひ双眼鏡やカメラを持って、平離島の絶景展望を体験してみてください。ツール