沖縄・石垣島の北部に位置する「平離島(たいらはなれじま)ビーチ」は、干潮時にだけ歩いて渡れる“幻の離島”として知られています。観光ガイドにはあまり載っていないため、知る人ぞ知る穴場スポット。
波の音と風の音しか聞こえない、真っ白な砂浜と透明度の高い海。観光地化されていない静けさと、手つかずの自然が魅力です。島そのものが小さいため1〜2時間ほどで一通り探索可能。プライベート感を味わいたい方にとっては、まさに理想的な場所です。
平離島ビーチの場所とアクセス方法
平離島は石垣島の伊原間エリアの海岸沖に位置する無人島です。観光船などは出ておらず、干潮のタイミングにあわせて徒歩で渡るスタイルになります。
アクセス概要
- 所在地:沖縄県石垣市伊原間
- 市街地からの距離:約30km(車で約45分〜1時間)
- 最寄り目印:伊原間小学校前の海岸または「平離島入口」看板付近
- 駐車場:なし(道端の広場に駐車可/マナーを守ること)
徒歩での渡島方法
- 必ず干潮時刻を事前にチェック(海上保安庁HPや潮見表アプリが便利)
- 海水が引くと、砂地が浮き出て徒歩で約300〜400mの距離を歩ける
- 所要時間:片道10〜15分程度/滑りやすいためマリンシューズ推奨
- 帰りの干潮ピークが過ぎると、水位が上がり戻れなくなるリスクあり
平離島ビーチの楽しみ方と過ごし方
観光地化されていないからこそ、自分だけの時間をゆったり過ごせる平離島ビーチ。以下のような楽しみ方があります。
絶景を独占!海の透明度を味わう
- まるでバスクリンを入れたかのようなエメラルドブルー
- 白砂とサンゴのかけらがきらきらと輝く砂浜
- 潮が引いたタイミングでは、タイドプールに小魚やヤドカリも見られる
写真映えスポットが満載
- 島全体を1時間ほどで一周できるサイズ
- 遠浅の海×青空×無人島という絶景構図が写真映え間違いなし
- インスタ映えする「足跡のない砂浜」が撮れるタイミングも
シュノーケルも可能(ただし注意)
- 条件が合えば浅瀬で熱帯魚やサンゴが観察可能
- 波が穏やかで干潮時に限定/ライフジャケット必須
- 監視員や設備がないため完全自己責任となる
持ち物チェックリスト|装備はしっかりと
平離島は無人島であり、売店・トイレ・日陰・自動販売機すべて無しです。そのため事前準備がとても重要です。
必須アイテム
- 飲み物(熱中症対策)
- 軽食(ビーチピクニックに最適)
- マリンシューズ(滑り止め・サンゴ保護)
- 帽子・サングラス・日焼け止め
- タオル・着替え
- ゴミ袋(ゴミは必ず持ち帰る)
- 時計 or スマホ(潮の時間管理が超重要)
あれば便利
- ビーチテント(簡易型)
- 水中カメラ・スマホ用防水ケース
- ウェットティッシュ
- シュノーケルセット(レンタルなし/自己持参)
いつ行くべき?ベストシーズンと潮の見極め方
ベストシーズン
- 4月〜10月が最適:晴天率が高く、気温・海水温ともに安定
- 梅雨明け直後(6月後半〜7月上旬)は特に透明度が高くおすすめ
- 夏場は紫外線・熱中症に注意
干潮の時間を事前確認
- 「石垣島 潮見表」または「タイドグラフBI」アプリが便利
- 渡島に適した干潮タイミングは干潮時刻の前後1時間以内
- 片道・滞在・復路までの潮位を逆算して行動計画を立てること
実際の口コミ・体験談
感動の声
- 「道なき道を渡って無人島へ行く冒険感が最高」
- 「360度海に囲まれた静かな時間、まさに秘密の楽園」
- 「誰もいない白砂のビーチでお昼寝、贅沢の極み」
注意すべき声
- 「潮が満ちて帰れなくなりかけた。時間管理は超大事」
- 「トイレも水もないので、かなり準備しないとキツイ」
- 「砂地がぬかるんでいてサンダルでは危険。靴選び大事」
平離島ビーチを訪れるときの注意点
- 自然保護区域のため、サンゴ・生き物の持ち帰りは禁止
- ゴミは必ず持ち帰る(漂着ゴミも多いので可能なら回収協力)
- 海での事故・ケガに備えた保険や万が一の連絡先の準備を
- 1人での訪問は避けるか、LINEで位置共有などの対策を
まとめ|平離島ビーチで出会う、誰もいない贅沢な時間
平離島ビーチは、観光地として整備された場所ではありません。しかし、だからこそ得られる「何もない、すべてがある」時間があります。
歩いて渡れる無人島。誰にも邪魔されず、海と空と自分だけの世界に没入できる特別な体験。
十分な装備と計画、そして少しの冒険心があれば、平離島ビーチはあなたに旅のクライマックスになるような一日をプレゼントしてくれます。
次の石垣島旅行、ちょっと足を伸ばしてこの隠れた楽園を訪れてみませんか?
きっとあなたの心に、静かで美しい“島の記憶”が刻まれるはずです。