石垣島 グルメ穴場ガイド|地元民が愛する静かな名店15選

石垣島で“本当においしい一皿”に出会う秘訣は、人気ランキング上位店に並ぶことではなく、地元の人が足しげく通う “穴場” を知ることにあります。
サトウキビ畑を抜けた先にぽつんと現れる古民家カフェ、港の裏手で鉄板がジュウと鳴る無骨な食堂、集落の小道でひっそり暖簾を掲げる八重山そば屋――そんな店ほど、観光客の行列とは無縁でありながら素材も腕前も一級品。石垣牛や近海魚が最高の状態で皿に乗り、島胡椒ピパーチの香りやシークワーサーの酸味が“土地の空気”そのものを閉じ込めます。

本記事では、

  • 混雑を避ける時間帯の選び方
  • 電話一本で取り置き&売り切れ回避
  • キャッシュレス未対応店でスマートに支払うコツ
  • 味が劇的に変わる“島スパイス”携帯術

──といった実践テクニックと合わせて、地元民が日常使いする朝・昼・夜の名店を厳選してご紹介。潮騒とサトウキビの葉擦れをBGMに、行列ゼロで心ゆくまで石垣島グルメを堪能する旅へご案内します。

石垣島 “グルメ穴場”【朝ごはん編】|島の一日をローカル食堂で始める

とうふの比嘉(白保)

看板メニュー:ゆし豆腐セット(450円〜)
石垣島で「朝食の王道」と言えばここ。畑に囲まれた素朴な店構えながら、6:30開店と同時に地元客が次々と入ってきます。しぼりたてのゆし豆腐は驚くほどなめらかで、口に含むと大豆の甘みが広がります。無料の生姜や島ネギで味変しながらいただけば、体も心もほぐれていく朝。数に限りがあるため、前日夕方の電話予約がおすすめです。

知念商会(登野城)

看板メニュー:ポーク玉子おにぎり&サーターアンダギー
お弁当屋さんというより“町の駄菓子屋”的雰囲気。観光客には見つけにくい小さな店舗で、石垣市民にとっては「朝の定番」。手のひらサイズのポーク玉子おにぎりはボリューム満点、アンダギーは1個70円〜と激安で素朴な甘さがクセになります。近くの港で朝日を眺めながらのテイクアウト朝食にぴったり。


石垣島 “グルメ穴場”【ランチ編】|混雑知らずで大満足

平良商店 食堂部(白保集落)

看板メニュー:島豆腐チャンプルー定食
観光ルートから外れた白保集落で、地元民の胃袋を支える老舗食堂。自家製の島豆腐をふんだんに使い、野菜の旨みを吸ったチャンプルーはご飯が止まりません。酸味の効いた特製シークワーサードレッシングが味を引き締め、飽きが来ない絶妙なバランス。14時閉店なので13時前の来店が狙い目です。

ハルサーキッチン manamana(川平)

看板メニュー:車えびフライ定食
観光地・川平湾から少し離れた高台にある一軒家レストラン。テラス席からはエメラルドグリーンの海が見え、そよぐ風と静けさに癒されながらサクサクの車えびフライを頬張れます。観光地に近いのに“観光地価格”ではない点も高ポイント。オープン直後の11時台が穴場です。


石垣島 “グルメ穴場”【カフェ&スイーツ編】|午後のクールダウンに

山猫カフェ(米原ビーチ)

看板メニュー:島バナナカレー&ドラゴンフルーツラッシー
米原ビーチから徒歩圏内にひっそり佇む森カフェ。テラス席からは緑に囲まれた自然音だけが響き、ゆったりとした時間が流れます。カレーは甘みとスパイスのバランスが絶妙で、ラッシーとの相性も抜群。観光客にはあまり知られていないため、午後の穴場カフェタイムにうってつけです。

VOLTS COFFEE(大川)

看板メニュー:自家焙煎コーヒー&月桃スパイスクッキー
石垣島中心街で地元のクリエイターや学生に人気のカフェ。シングルオリジンの豆を使った一杯は香りが高く、丁寧な抽出でじっくり味わえます。PC作業や読書に向いた落ち着いた空間で、街歩きの合間に“ひと息”を入れる場所として覚えておきたい一軒。


石垣島 “グルメ穴場”【夜ごはん・居酒屋編】|島人と肩を並べて乾杯

海んちゅ少年(美崎町裏通り)

看板メニュー:近海魚の姿造り&島ラフテー
観光客向けの居酒屋とは一線を画し、島人が「ちょっと一杯」と立ち寄る立ち飲み店。日替わりで仕入れた鮮魚が豪快に盛られ、泡盛片手に地元客と交流するのもまた一興。席数が少ないため、18時の開店直後が狙い目。

BUSSE(登野城)

看板メニュー:創作串&島唐辛子ソース
屋台のような雰囲気と、地元若者に人気のカジュアルな雰囲気が魅力。ピリ辛ソースがクセになる創作串は300円台から楽しめ、予算を気にせず何品も頼めるのが嬉しい。2軒目使いにも最適です。


石垣島グルメ穴場を楽しむ4つのテクニック

  1. 電話予約&取り置きで売り切れ回避
     特に豆腐店や定食屋は材料がなくなり次第終了のため、事前に連絡して取り置き依頼が安心。
  2. 千円札&小銭を多めに持参
     キャッシュレス未対応の店がまだ多いため、支払いをスムーズに済ませるには現金が基本。
  3. 島胡椒・シークワーサーの“味変アイテム”を常備
     100均のミニ容器に詰めて持参すれば、食事がワンランクアップ。
  4. 混雑を避ける時間帯を狙う
     ランチは11時台、夜は18時開店直後がベスト。観光客ピーク(12〜13時、19〜20時)を外すのがコツ。

まとめ|行列ゼロで“本当においしい”石垣島を体験しよう

石垣島には、ガイドブックには載っていないけれど、地元の人々に長年愛されてきた名店が点在しています。畑の中にぽつんと建つ食堂、潮風が吹き抜けるテラス、そして気さくな大将と話せるカウンター。
観光地価格ではなく、“暮らしの味”がそこにはあります。

旅行のスケジュールに少しだけ余白をつくり、観光ルートから一歩外れてみてください。静かな空間で出会う一皿が、あなたの石垣島の旅をより深く、豊かなものにしてくれるはずです。

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